Subject: 北華大学より
Date: Wed, 20 Dec 2006
Sender: "ミヤシタ
アキホ"
To: thayashi@kansaigaidai.ac.jp
林先生こんにちは。ご無沙汰しております。私は、今二年目の吉林北華大学に来て早1ヶ月半が経とうとしています。こちらはもう雪こそ溶けない気温になっていますが、去年と比べると少し暖かいように思います。日本は、いかがでしょうか?
今年の北華での生活は顔見知りも増え、仕事的にも精神的にも余裕が出てきました。現在の住まいは留学生楼と繋がってる教員住宅で住んでいるので、同僚や留学生の友人の部屋にもすぐノックしに行くことができ、心強く楽しく過ごしています。
今年、私が担当させてもらっているのは再び新一年生の会話と三年生の※「日本語概況」という科目、計16コマです。宮崎さんは、2年生の会話、3年生のリスンニング&会話を計12コマ担当しています。中国人の日本語系の先生方も去年よりも少し多く導入され、私たちも先日やっと交渉のすえ日本語系の事務所を使わせて頂けるようになりました。先週まで、北華は大学の※教育全国評価検査があったためバタバタしていましたが、そのおかげで大学の環境もよくなり、今は3日間の休暇中です。
今の北華は、去年または鈴木愛育先生が教鞭をとっていらした時から考えると随分環境がよくなり、住みやすくなったと思います。もしこの先関外大の後輩が来るとなると、中国語ができなくともなんとか暮らしていける環境です。また、他の中国で日本語教師をしている友人の話を聞く限りでは、北華は学生に随分恵まれているように思います。「外国から来たお客さん。」として珍しいのか、割合に学生も純粋に興味津々と授業に耳を傾けてくれます。はじめて日本語を教える環境としては(はじめに楽な経験をしてはいけないのかもしれませんが)、教えやすい環境だと思います。そろそろ外大初の中国語圏日本語教師インターンとして、いいのではないかと思われます。またこちらは2学期は2月後半からスタートするので、一度見てみたい学生は日本の春期休暇の時期に見学や実際教えてみるのもいいかと思います。大学側は、これに対してはいつでも歓迎しています。
長くつづらさせて頂きましたが、来年もまた関西外大から新しい後輩が続くことを願っています。余談ですが、今年日本に帰国した際に受けた「日本語教育能力検定試験」を合格したとの通知が日本より届きました。これで日本に長く帰国した甲斐もあったと思い大変嬉しく思っています。ご指導ご鞭撻大変ありがとうございました。林先生もどうかお変わりなく、お元気で。祝身体健康。
宮下 陽帆
※日本語概況・・日本の地理、歴史、経済、文化などを中国語で書かれた大学指定の教科書を教えています。中国語の本を読む読解力とPCを使って講義をする力が必要です。率直に言って専門ではないのでとても教えるのには頭を悩ませていますが、なんとかやっています。これ関しては大学側と交渉し、この授業に対するエキストラな給与も頂いています。
※教育全国評価検査・・・「教育評価専家」とは私が勝手に日本語にしたのですが、例えるのならば日本の文部省のような機関です。この専家の方々が4年に一度くらい大学を視察し評価に来るというものです。評価結果によって、大学の公的に決まられている何流であるかという名高さと入ってくる資金が相当違うそうです。良い結果を得るために、大学一体となって怒涛の改変がありました。日本には無いいい体験をしました。
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『関西外大通信』2006年4月1日号 11ページ
